これから10~20年でAIやロボットによって今の私たちの仕事の49%が奪われてしまいます。(野村総研の試算)
実際、僕の仕事環境でも、ここ数年大きく環境が変わってきていて、自分の将来にすら心配を感じる今日この頃です。
こんな激動の時代を生きていくことになる、今の子供たちの将来・・・心配じゃないですか?
僕はとても不安です。
そんな中、僕たち大人は子供たちに何がしてあげられるか?考えてみました。
AI時代に活躍できる人材づくりのための教育
では、これからのAI時代に必要とされる能力はどのようなものでしょうか?
AIの実態
最近よく耳にするニュースでは、AIは万能でなんでもできる、そんなイメージを持っている人も多いと思います。
でも実は、そんなことはありません。
少なくとも、今後よっぽどの技術革新がない限り、AIは人間と言う存在の代わりになることはないでしょう。
ここで問題になっている、今後20年程度の範囲で起こる「AIが人間の仕事を奪う」と言う事象は、映画で出てくる人工知能(AI)を搭載し、自分で考えて人間のように行動するロボットが、人間のように仕事をすると言う話ではありません。
ではどういうものかというと、AIの得意分野を生かし、一定の範囲の仕事専用に調整されたAIという[システム]がこれまで人間がこなしてきた作業(仕事)を代替するようになるという話です。
あくまで、AIは人間に設定され、その範囲内でAIの強みを生かし、人間以上の効率で作業を行うことで人間の仕事を奪うのです。
つまり、少なくとも今後しばらくの間、人間がAIという便利な道具を仕事に利用する。
それは、人間が行うより効果的だし、経済的です。
AIは自分のために仕事をサボったり、賃金を要求しませんからね。
AI時代に必要とされる能力・人材
では本題。AIが人間の仕事を奪う時代で、どういった能力が求められるのでしょうか。
上で述べたAIの現状を考えれば、これからのAI時代には次のような人材が必要となるでしょう。
①については、先ほど述べたように、AIは万能ではありません。苦手なことは出来ないし、出来ても酷く効率が悪いです。この苦手な分野(アートなど)に特化した人材や仕事は今後も重要になるでしょう。
②については、AIはあくまで人間がうまく設定して初めて力を発揮するので、これができる人材はこれからより強く求められるものになっていくでしょう。
今回はこの②の人材について深掘りしていきます。
この「AIを使える人材」というのはもう少し広い範囲の意味で言い換えると、「新しいテクノロジーを生み出したり、それを使用できる人材」です。
AIのような新たなテクノロジーに使用される人間は、これからどんどん不要になっていくでしょう。
AI(テクノロジー)を使える人材育成にSTEAM教育を考えよう
では、これからの時代を生きていく子供達に何をしてやれるのか、その答えのひとつがSTEAM教育です。
STEAM教育とは何かというと、
・Science(サイエンス)=科学
・Technology(テクノロジー)=技術
・Engineering(エンジニアリング)=工学
・Art(アート)=芸術・教養
・Mathematics(マスマティックス)=数学
この5つの単語の頭文字を取った言葉であり、この要素を取り入れた教育方法のことです。
この教育方法によって社会の変化に流されるのではなく、変化を生み出せる人材を育成しようというものです。
これはバラク・オバマ元米大統領がこのSTEAM教育を重要な政策課題としたことから、注目されるようになり、今では各国の様々な教育現場で導入されているようです。
日本でもこの世界的な流れの中で、2020年度からプログラミング学習の授業が始まったり、学生ひとりにつき1台のPCを導入したりする動きがあります。
STEAM教育教材①「WonderBox」について
このSTEAM教育に着目し、自宅のタブレット端末等で手軽に学習できる教材に「WonderBox」というものがあります。
WonderBoxとは
・2020年4月から開始されたサービス。
・プログラミング、アート、パズルなどの様々なコンテンツ
・教育のプロチーム「ワンダーラボ」(前:花まるラボ)が全て自社で開発
(ワンダーラボが開発した思考力育成アプリ「シンクシンク」は150カ国100万人が使用)
・Google Play Awardsやキッズデザイン賞など多くの賞を受賞
・慶應大学等と実施したカンボジアでの実証実験
(シンクシンクを毎日実施したグループは実施しなかったグループに比べIQテストや学力テスト
での結果が顕著に伸びるという結果が認められました。)
WonderBoxをオススメする理由
このWonderBoxは、学ぶ力について、下のように考えています。
特に4歳〜10歳の頃には「③知識・スキル」を詰め込む【勉強】よりも「①意欲」や「②思考力」の向上によって学ぶ力の土台を身につけることが重要であると考え、それが実現できるよう工夫し作られた教材です。
実際に使用してみて
実際にうちの5歳と3歳の子供たちにWonderBoxのタブレット教材を試してもらってみました。
教材は自宅のスマホやタブレット端末で利用できます。
特に、5歳の長男は大ハマりでした。
楽しい雰囲気のゲーム形式の教材で、パズルのようなものや、タブレットのカメラを使って、日常の風景の中に発見を見出させるような教材があります。
パズルの教材については、なかなか一度でクリアすることは出来ず、でもその楽しさから繰り返しチャレンジする中でいろんな方法を考え、実行し、最終的にクリアすることができていました。
普段、少しでもわからない事があったり、つまずくイライラしだす長男ですが、この教材の楽しさからか、進んで「もう一回!」と言ってチャレンジしていました。
STEAM教育教材②「ニンテンドーラボ」について
2つ目のオススメ教材は「ニンテンドーラボ」 です。
これはNintendo Switchを工作により作った作品と組み合わせて様々な遊び方が可能になる商品です。
この、作成と遊びの中でSwitchに搭載されているセンサーなどをどのように使ってこのゲームができているのかなど、仕組みや技術に興味を持つきっかけになります。
詳しくは他の記事にまとめていますので参考にしてください。
まとめ
・これからのAI時代、多くの仕事がAIに奪われる
・AI時代に生き残る人材は①AIにできないことができる人材と②AIを使用できる人材
・AI時代を生きる子供たちにSTEAM教育が必要
・STEAM教育に注目した教材では「WonderBox」が楽しくていい
タブレットやゲームなどは子供に悪影響があるのでは?と考える人も多いと思います。
しかし、これらのものは、これから子供たちが使いこなしていかなければいけないテクノロジーの一部です。
悪いイメージだけで見るのではなく、うまく付き合える方法を考え、学びに生かして行くべきものだでAI時代を生き抜く上で避けては通れないものだと思います。
その入門編としても今回紹介した「WonderBox」や「Nintendo Labo」は良い教材になると思います。
コメント
[…] STEAM教育にWonderBoxやニンテンドーラボ!子供をAI時代の人材に育てるこれか… […]