「コロナ問題で学校での授業が進められないから遠隔授業導入」
「小学校でのプログラミング学習導入」など
近年の子供の学習環境は大き気変化してきて親としてはとても不安ですよね?
そんな中、注目される【タブレット学習】ですが、賛否分かれる状態のようです。
しかし、実際に我が家ではタブレット学習を取り入れています。
よく聞く反対意見を集約し、我が家に当てはめて考えてみました。
タブレット学習導入を考えられているお父さん・お母さんは参考にしてみてください。
よく言われるタブレット学習のデメリット
では、よく耳にするタブレット学習のデメリットについて考えていきます。
①自分で書いて覚えなくては意味がない?
勉強とは自分で実際に書いて覚えるものだという議論があります。
確かに、自分のことを思い出しても、繰り返し書いて覚えましたし、
何かを思考する上でも何かに書いて答えを出しています。
自分の経験上でも学習する上で「書く」という行為は大切だと思います。
では、タブレット学習では書くことができないか?
最近のタブレット学習教材では専用ペンがついていて画面に記入して学習を進めることができます。
実際にうちの子(5歳児)を見ていると、タブレットへのペン使用について全く不自由は感じていない様子です。
専用ペンで字の練習をして、覚え、実際紙にでも書けるようになっています。
②視力の低下が心配?
僕も目が悪く、メガネを手放せないので、子供の視力低下は気になります。
実際スマホやタブレットは目にいいとは言えないと思います。
そこで調べてみると、視力低下の原因は近くのものを見続けることでピント調節機能が凝り固まってしまうことだそうです。
子供のうちは回復も早いので一般的に30分程度のであればタブレット学習が原因で視力低下を起こすとは考えにくいとされているようです。
つまり、スマホやタブレットで目が悪くなるかは付き合い方次第であるようです。
タブレット教材はこの点にも配慮してくれているものが多く、一日の使用時間を保護者で設定し、超えると使用できいというものも多くあります。
③簡単に答えが出てしまい、試行錯誤による思考力向上が見込めない?
タブレット学習の批判的な意見を持っている人たちのイメージとして、
「タブレットでの学習はすぐに回答が与えられてしまい、思考力が向上しない」
というものがあるようです。
確かに、早めに回答が準備されているというケースもあるようです。
実際、うちの子が勉強している教材では、3回ほど間違えたら回答を表示してくれるというシーンがありました。
操作ミスも含めてなので、本人はわかっていたのに・・・と悔しそうにすることもありますw
でも、全てがすぐに回答を与えられるかというとそうではないです。
簡単に答えを与えるかどうかは学習している内容によって決められているように感じます。
例えば、「英単語を覚える」学習をしているのに自分で考えだす・・・という作業は必要ないですよね。
これは自分の中に答えを持っているかどうかです。
僕が英単語を覚える時にもやはり、英語を見て、答えを見て、その繰り返しで覚えていきました。
つまり、「知識を習得する学習内容」と「思考力を高める学習内容」では教材の作り方が違うと思います。
「知識習得の学習」はある程度早めに回答を提示し、知識として定着させるほうが良い。
「思考力を高める学習」はすぐに答えは提示せずじっくり考えらせる必要がある。
そう思います。
【試行錯誤による思考力向上が見込めない】という反対意見は「知識習得の学習」シーンのイメージなのではないでしょうか。
僕は、「知識習得の学習」も「思考力向上の学習」もどちらも大切だと思います。
そして、うちの子が取り組んでいるタブレット学習教材ではその両方がきちんと準備されています。
④勉強は紙と鉛筆が基本?
「学校のテストも紙で回答するのだから紙で勉強するのが基本だ」
「タブレットで専用ペンで記入できたとしても書き心地が違う」
「幼いうちから紙に書く体験を積み上げるほうが良い」
勉強と紙の関係について、このようなデメリットが良く挙げられています。
しかし僕が思うのは、今の子供たちが大人になる頃、今と同じように紙に鉛筆やペンで文字を書くのが常識の世界なのでしょうか?
最近はスマホの契約の際や荷物の受取時など、液晶画面に直接サインする機会が増えています。
このような、ペーパーレス化は今後確実に進んでいきます。
そうして本当に紙に字を書くことがなくなる時代が来たとしたら、逆に紙に書く体験が重要という主張は成り立たなくなると思います。
事実、最近僕は勉強する際、ほとんどiPadを使用してノートを作成しています。
なぜかというと、以下のようなメリットがあります。
①最近は液晶シートに紙のような表面加工されたものがある。
②専用ペンとタブレット液晶の進化により本当にペンで書く感覚に近い。
③専用アプリで手書きノートを作成していると、自分の書いた文字でも検索することができ便利
最近のタブレットは紙で書く感覚にとても近くなっていて、さらに③のような電子機器ならではの良さもあります。
新しい技術はきちんと使えば利便さを与えてくれます。
これからはこういった新しい技術がどんどん開発され、それを使いこなせない人間はどうなっていくのでしょうか。
「STEAM教育」も近年注目されていることからも分かるように、新しいテクノロジーを使いこなせたりまた、生み出せる人材の育成が求められているのは明らかです。
新たな技術から遠ざけるだけでは子供をこのような人材に育てることは絶対にできないと思います。
子供のうちはタブレットなどの正しい使い方や正しい距離感がわからないでしょう。
大人がきちんと教育し、うまく付き合っていって欲しいと思います。
タブレット学習状況(我が家の5歳児の場合)
うちの子はスマイルゼミを使って学習しています。
詳細については下記のページを見てください。
スマイルゼミの特徴は次の通りです。
・ペンを使っての学習もできる。
・楽しい教材が多いので続けられる。
・使用時間の設定ができる。
・問題文読み上げ機能があり、ひとりでも学習できる。
たくさんのメリットがあり、親としても非常に満足しています。
我が家ではスマイルゼミを導入して3ヶ月程度経ちますが、毎日、自分から学習を始めています。
また、そこで覚えた知識を日常のふとした瞬間に披露してくれたり・・・
タブレット学習は本当にデメリットが多い?
世の中で言われるように本当にタブレット学習はデメリットだらけなのでしょうか?
今回取り上げてきたようなよく聞くデメリットの中で、視力に悪影響があり得ること以外は、冷静に現在の状況を見てみると、デメリットとは言えないと思います。
むしろ、こういったものをデメリットとして捉え、子供たちを新しい技術から遠ざけること自体がデメリットであると僕は思います。
近い将来、AIの進歩などの新しい技術の発展によって、私たち人間の仕事は奪われていきます。
そんな世界で生きていくためには、新しいものにきちんと向き合い、思考し、理解し、それを使用する能力が不可欠になります。
このような能力を高めるためにもタブレットについても、うまく付き合っていきたいものだと思います。
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