【ビジネス書】「後回しにしない技術」レビュー
総合評価&要点
「後回しにしない技術」 総評
この本は「はじめる人」はじめるための入門書だと思います。
勉強ができる人と、できない人。
成功する人と、失敗する人。
はじめの一歩を踏み出せる人と、いつまでもその場にとどまる人。
こうした人たちの間にある違いは何なのでしょうか?
どっちの人になりたいかと聞かれると、多くの人が前者になりたいと答えると思います。
有名なスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツは他人にはないアイデアを持っていたから成功できたのでしょうか。
違います。
アイデアを実行に移したからこそ、偉大な成功を手に入れたんです。
凡人と特別な人たちを分けるものはここにあります。
そう考えると「後回しにしない」「アイデアを行動に移す」というのは成功のための必須スキルだと思います。
でも、行動力って生まれ持ったものじゃない?
そう思う人もいるかもしれません。そんな人こそこの本を読んでほしい。
・「実行力」は技術であること。
・「実行力」を身に着ける方法。
これらがわかりやすく解説されたこの本を読んで自分を変えれば、今日から「後回しにしない」「行動できる」ひとになれます。
「後回しにしない技術」 要約
①99%の平凡な人たちと1%の特別な人を分けるものは実行力の有無。
1%になるためにはアイデアを実行に移すこと。これが不可欠です。
望むものの違いではない。ひとえに実行力の差です。
②目標達成には、成功への「ルート検索」と障害をどうやって乗り越えてゆくかという「プロセスの可視化」が必要。
多くの人は朝の運動や悪い癖を直す決心をしても、三日坊主になって、意志の弱さを嘆きます。
これを読んでいる人にも心当たりがあるでしょう。僕もそうです。
でも、実行力は技術であり、練習すればだれでもうまくなる。その方法を本書では「決心-実行-維持」の3段階で説明しています。
そしてその「決心」の段階としては、「ルート検索」と「プロセスの可視化」によって成功を手にする方法が解説されています。
③成功者は「終了デッドライン」だけでなく、「開始デッドライン」も同時に設定している。
つぎに「実行」の段階について、先延ばしをやめるための具体的なマインドセットが紹介されています。
先延ばしにする人は「明日やろうという病」に侵されています。
やるべきことを後回しにするのは、あなたが心の中でやりたくないと思っているから。
その「明日やろうという病」に打ち勝つには終了と開始のデットラインを決めるのが効果的です。
人間は越えてはならない終わりの時間を意識すると、思いもしない力を発揮します。
時間に余裕がある時には無駄な仕事を増やし、締め切り間際の追い込みで仕事を終える・・・
こんな経験、あなたにもありませんか?
これは「パーキンソンの法則」と言います。
開始のデットラインをきちんと決めることで、この力を利用し行動力に変えましょう。
④成功者は重要な仕事にフォーカスする
また「実行」段階では重要な仕事にフォーカスすることも重要だとしています。
大事な仕事をする前に雑用をしたくなるのは、雑用をしている間は大事な仕事をしなくて済むから。
人間の脳はさぼりたがりで、重要だがやりたくない仕事(頭を使う仕事)から逃れるために、単純な仕事(頭を使わない仕事)を探してしまいます。
仕事の前にウォーミングアップをいくらしても、本当に重要な仕事に手がつかなければ意味がありません。
本当にやるべき仕事は何なのかを自分に問いかけてみるべきだと筆者は言っています。
そうして重要な順番に仕事を実行してみましょう。
⑤第3段階の「維持」について
この段階について、これまで見てきた手法により手に入れた「後回しにしない技術」をより継続的なものにするための手法が説明されています。
「後回しにしない技術」 ここが良かった
「実行力」は技術。
車の運転などと同じで、練習をすれば誰でもうまくなる。
実行力のある人、成功する人になりたいと思っているけど、心のどこかでそんな人は特別な人間だと思ってあきらめていました。
でもこの本を読んで、成功者はみんな実行していること。実行なしに成功はあり得ないこと。
その実行力はトレーニングで身につくことをしり、勇気をもらえました。
「後回しにしない技術」はこんな人におすすめ
「仕事で成果を出したい人」
「副業を始めたいと思いながら踏み出せていない人」
「成功できるのは特別な人だけだと思っている人」
そんな自分を変えて理想の自分になりたいと思っている人におすすめの一冊です。
この本は、行動力という強力な武器をくれます。
行動力を身に着ける、具体的な改善方法が紹介されているため、実践しやすくおすすめの本です。
「後回しにしない技術」を今すぐ読む方法
この本はAmazonのキンドルで、読むことができます。
また、なかなか読書をする時間がないという方には「耳で読書」ができるオーディブルがおすすめ!
「耳で読書」を知らない人はぜひこちらの記事も読んでみてください。
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